鬼怒川橋梁は、ニューマチックケーソン工法と大型ワーゲンを使用した張出し架設工法で施工します。

ニューマチックケーソン工法とは?

ニューマチックケーソン工法(Pneumatic caisson method)のpneumaticは “ 空気の ”、 caissonは “ 函(はこ) ” を意味します。日本では「潜函」工法とも呼ばれています。地上で鉄筋コンクリート製の函(躯体)を構築し、躯体下部に作業室を設け、ここに地下水圧に見合った圧縮空気を送り込むことで地下水の侵入をふせぎます。作業室内で地山を掘削・排土して、躯体を沈下させることで、橋梁や建造物の基礎が造られます。

【工法の歴史】
ニューマチックケーソン工法は、今から約170年前、フランスで開発され、ニューヨークのブルックリン橋やパリのエッフェル塔など、欧米で橋梁基礎や建築物の基礎として、数多く採用されています。

ニューマチックケーソン工法

施工方法(橋脚の造り方)

橋脚の造り方1)
①据え付け地盤拵え工
②作業室構築工
橋脚の造り方2)
③艤装工
橋脚の造り方3)
④沈下掘削工→構築工
橋脚の造り方4)
⑤最終沈下→地耐力試験工
橋脚の造り方5)
⑥中埋めコンクリート工→艤装撤去工
橋脚の造り方6)
⑦後構築工→完成

張出し架設工法とは?

張出し架設工法とは、PC(プレストレストコンクリート)を使用して “ やじろべえ ” みたいにバランスをとって橋を造る方法のことです。
橋脚から左右にバランスをとりながら、地上からの支えなしで移動作業車(ワーゲン)を用いて、支間中央に向かってブロックごとに、コンクリートを少しずつ打ち継ぎながら、順次張出していきます。

張出し架設工法
移動作業車ワーゲン
▲移動作業車(ワーゲン)
移動作業車(ワーゲン)組立中
▲移動作業車(ワーゲン)組立中
張出し施工中
▲張出し施工中

PC(プレストレストコンクリート)

PC(プレストレストコンクリート)とは、引っ張る力に強いコンクリートのことです。
コンクリート材料の開発や、施工方法の発展により、PC鋼材を用いて、ひび割れを生じさせない構造とし、RC(鉄筋コンクリート)よりも橋脚数を少なくしたり、橋脚間を長くすることができます。
PC鋼材はピアノ線を加工した材料であり、鉄筋の10倍以上の引張強度を持っています。

PC(プレストレストコンクリート)

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